アダルトチルドレン相談室

メインビジュアル

反社会性パーソナリティ障害

 良心の呵責を覚えることなく、傷害や窃盗、詐欺行為などの反社会的な行動を繰り返すことが特徴です。またすぐにキレてしまい、後先を考えずに危険な行為に及びます。本人は、そういう行動に罪悪感を感じることはありません。なので、犯罪を犯したり、逮捕歴があることが多いです。
 反社会性パーソナリティ障害の人は、10代のころから非行を繰り返し、補導された経験などを持っていることが判断材料のひとつになります。
 他のパーソナリティ障害と比べて、成育環境が荒んでいることも特徴のひとつです。虐待やネグレクト、他にも家族が崩壊していることが多いです。なので、社会の一員としてなすべきことを学ぶ機会を得ていません。道徳心、倫理観などがないまま大人になってしまっています。
 反社会性パーソナリティ障害の人の最大の困難は、他の人との関係ができると激しい怒りや破壊性が突出してくることです。窃盗、詐欺をはじめ、暴力も頻発します。なので、他者と社会生活を一緒に送ることがとても困難なのです。仕事を続けることも、家庭を守ることも本人にとっては簡単なことではありません。心の癒し方を知らないので、薬物依存やアルコール依存に陥ることもよくあります。

 

反社会性パーソナリティ障害の回復

 何かトラブルが起こると、外に原因を求めてしまいますが、自分の内に何が問題だったのかを求めるようにしてください。そして、原因を見つけることが出来たら、反省しそこを変えていくことが重要です。外に原因を求めている限り、同じことを延々と繰り返してしまいます。なので、今の苦しさがあります。自分の中に原因を見つけることができれば、自分を変えることで同じ苦しみにあうことは減っていきます。

 

回復のために周りの人ができること

 反社会性パーソナリティ障害の人は、一般の医療機関で治療を受けるケースはほとんどなく、矯正施設などの厳格な規律がもうけられた環境下で、一定の制約のもと、治療者に管理されながら治療を受けるかたちがとられます。なので、周りの人がサポートする場面は少ないです。本人と面会する機会があるのであれば、信頼をしていることや、愛情を持っていること、社会復帰を望み、待ち続けていることをしっかり伝えてください。身近な人に見守られていると実感することは本人の回復をうながします。反対に、身近な人から見放されることは、悪化させる要因のひとつになります。周囲の人ができるだけ変わらないスタンスで、温かく見守り続けることが大切です。